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奥多摩de昆虫採集in2017 原生林にて

2017年 7月 21日 東京都 奥多摩

先週の奥多摩ではかなりの数のソリダを落としました。

その後、知人の話を聞くとアルマンを落としたとの事。

それなら、こっちが狙うのは

”オダイ”こと「ヒゲジロホソコバネカミキリ」!!

言うのは簡単ですが、かなりハードルの高いもの。

挑戦を続けて3年目、今年こそは落としたいところです。

===============
今回も期待を胸に奥多摩駅を出発。

駅舎


いつもの集落を抜け、登山口へ。

登り始めは少し遅めの9時。

身支度を済ませ、さっさと急斜面に取り付きます。

黙々と登っていると、汗が噴き出てくる。

今日は湿度が高い、それに天気も良い・・・これならオダイも舞うのでは・・・

なんて淡い期待を原動力に、尾根を目指します。

===============
尾根に出ました!

道


深い原生林のお出ましです。

網を展開して、目を付けていたミズナラ立ち枯れを散策していきます。

オダイが好みそうな立ち枯れはここ2年でかなり絞っているので、その辺りを中心に散策。

立ち枯れの周りを見て回り、樹冠部までしっかりと見て回ります。

標高1000m帯のミズナラはヌル・・・時刻は10時30分。うーむ・・・毎度の流れ・・・

少し移動してみます。

次に来たのは標高1200mのあたりの立ち枯れ。

樹


某有名産地の記事で見たミズナラ立ち枯れと腐朽度合いは似ています。

樹冠部の陽のあたる場所で人を嘲笑うように繁栄してるのかな・・・

そんな事を思いつつ、目線を根元へ移すと・・・

!?


目の前を明らかにカミキリと思われる物体がゆっくりと飛んでいくのが見えました。
咄嗟に網を振りぬきます!!!




チラッと見えた触角は白かった!!




こ、これは・・・

網の中に入っていたのは・・・?

ニンフホソハナカミキリ 

知ってた(真顔)

妖精さんの悪戯にまんまと引っ掛かってしまった・・・くそっ・・・

期待が失意にかわり、落胆しつつニンフをジッパー付きポリ袋に収納していると、

再び目の前を何かが通過していくのが見えました。

飛翔物体は吸い込まれるようにミズナラの立ち枯れの根元へと向かい、幹上に止まりました。





その姿に一瞬思考が停止。
気付いたときには”それ”は手中に収まっていました。





これは・・・

素晴らしい

ヒゲジロホソコバネカミキリ Necydalis (Necydalisca) odai Hayashi, 1951

よっしゃあああああああああああああああああああああああああっ!!!!

ま、間違い無い・・・これは・・・オダイだ!!!!

うわあああああ、ついに採っちまった!!

興奮で手の震えが・・・
というか、この場面を思い出して記事を書いてる今も興奮が思い出されて鳥肌が・・・・笑

これで都産ネキは3種目・・・

残るはアルマンと・・・例の最難関種だけだ・・・

私の雄叫びを聞いた父が駆けつけて来ます。

「どうした!?どうした!?」

父もオダイに興奮していました。

感無量・・・興奮がおさまらねえ・・・ソリダとは別格の何かがあるよ・・・

ああ・・・苦節3年・・・奥多摩の神様・・・本当にありがとう!!!

父と手が痺れるほど強力なハイタッチをしました。

本当にうれしい・・・遂に私も都産のオダイを採る事ができた・・・!!!!

思い返せば・・・・
初めて奥多摩の地に足を踏み入れたのが、中1の夏。
当時はイッシキキモンが狙いでした。

無事イッシキを落とし、ネキの存在を知ってポイント開拓に奔走した中2の夏。

高校受験を控え、昆虫採集に行く頻度が下がった中、フォルモサとソリダを落とす事ができた中3の夏。

虫仲間のはるや、父と共に都産3種目の夢を追いかけ大敗だった高1の夏。


そんな今までの経験が実を結び・・・すごい達成感を感じました。。。

===============
ここで切り替え。
私の都産縛り採集・・・いよいよ次は都産ネキ4種目・・・”アルマン”こと「クロホソコバネカミキリ」へと移行するわけです。

あとは都産の鬼退治もすこしづつ準備を進めていきます・・・

ここからは標高を上げてみます。

アルマンが来そうなリョウブ、ナツツバキの立ち枯れを探していると・・・

ヤマト

ヤマトヨツスジハナカミキリ(コヨツスジハナカミキリ) Leptura subtilis Bates, 1884 

と、ウスイロトラが立ち枯れに!!

ヤマトさんは初見。
このカミキリ・・・すごくいい感じ!!

標高が上がると次第にリョウブ立ち枯れや、部分枯れが多くなってきました。

アルマンらしき脱出孔も空いています。

ここで少し知人に探し物も頼まれていたので、ベースキャンプを張り、少し散策。

発見したのは、

ツヤハダ

ツヤハダクワガタ Ceruchus lignarius lignarius

あとはキヌツヤハナカミキリのみ。

残念なことにここでタイムアップ・・・

最後の最後で父がルリボシを発見・・・奥多摩の神様からのお祝いかな笑

ルリボシ


===============
いよいよ都産ネキも折り返しに、本州ネキも半分まで達成しました。

アルマンは宿題に・・・でも都産ネキに進展があって良かった。

今回は途中で既に以前に2回お会いしている虫屋さんと再開して、虫談義を交わしたりと、色んな意味で有意義な奥多摩となりました。

雲間


”夢”と言っては過言ではない程に追い求めていた種類”オダイ”を遂に採集しましたが、まだまだこの地で追い求めるものは沢山あります。

オダイの♀・・・樹洞の主・・・白玉模様がオシャレなサペル・・・トラニウス・・・鬼・・・

ここからは、さらに有意義な発見かつ自分の夢である種類の採集目指して、さらに頑張っていきたいと思います!!

≪今回の成果≫

ヒゲジロホソコバネカミキリ×1
ヤマトヨツスジハナカミキリ×1
ウスイロトラカミキリ 多数
キヌツヤハナカミキリ 多数
ツヤハダクワガタ×1
ニンフホソハナカミキリ×1
ルリボシカミキリ×3


NEXT⇒4種目を狙いに奥多摩・・・?
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オヤジのソロ採集:西東京の丘陵地、花境期下見編

※ この記事は番外編です。

父がソロで「花境期の移り変わり状況確認」と「あまり足を運んでない地域のロケハン」に行ってくれました。

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2017年 4月30日 東京都某丘陵地近辺

2017年に入ってからの約4カ月・・・仕事があまりにも多忙な為、なかなか採集に行けない状況でした。

(前週に行ってるんですけどね・・・)

そんな危機的状況からようやく抜け出せそうで、GWに突入したこのタイミングでソロ採集に出掛けました。

「カエデからミズキへの遷移がどんな状況か?」を確認するのが目的ですが、

息子からは

「トウキョウトラカミキリ」

を落としてくるよう指示がありました(笑)。いきなりハードル高っ!

まぁ気長に探すとします。

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自宅から電車で約2時間弱で目的地に到着。

ここのもう少し先の駅が最寄りになる丘陵地は何度か行っているんですけど、ここは初めての場所なので、どこに何があるか分かりませんから、花を探しながらブラブラ歩くことにしました。

ところどころ
・「終わってしまったカエデ」
・「茶色くなったウワミズザクラ」
をちらほら・・・今日の本命であるミズキはなかなか出てこないなぁ・・・

時間にして1時間程度でしょうか?

人工湖付近を歩いているとようやくミズキが出てきだしました。

でも、まだ蕾の木が多いですね。僅かに開花している木もあるんですけど全体的にはもう少し後って感じです。

期待薄の中、4部咲き程の木を発見。

試しに掬ってみます。

・アシナガコガネ
・ヒラタハナムグリ
・ハチ系
・イモイモ系

は入ってきますが、カミキリの姿は無し。この程度の咲き方じゃ集虫力が少し弱いかな。数分開けてもう一度だけ掬ってみました。

お!
シラケ
シラケトラカミキリ Clytus melaeus Bates, 1884

超久々のシラケトラカミキリ。昔、この近くの別の丘陵地でゲットして以来の再会。

花のロケハンとは言え、やっぱりカミキリムシが見れないとモチベーションが上がらないですから。

その後はヒメクロが数匹だけで打ち止めでした。なかなか数が稼げないのでさらにブラブラする事に。

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その後、更に約1時間程散策しました。時間的に良い時間帯です。

ミズキ
ようやく6~7部咲きのミズキを発見。

樹木上部では明らかにベニカミキリの姿が。

早速掬ってみます。

写真は採りませんでしたが、
・ベニカミキリ
・ニイジマチビカミキリ
・ヒメクロトラカミキリ
などがそこそこ入ってきます。

時間を開けては掬い、開けては掬いを続けていた時、

おお!この「」に見える模様は!
トウキョウ
トウキョウトラカミキリ Chlorophorus yedoensis (Kano, 1933)

トウキョウトラカミキリ!!
(画像が小さくて申し訳ない。)

まさか本当に落とせてしまうとは(笑)!

(その場では、トウキョウトラと言い切る自信がなく、息子にLINEで同定してもらった事は内緒で(^^;)

この模様・・・噂通りの趣の深さ!かなり惹かれますね。

一気にテンションが上がり、追加を狙います。が、そう簡単には行かず・・・この場所では結局1匹で打ち止め。まぁ取り合えず、最大の目的は達成できたので後は気長にミズキを探して状況を息子に報告するとするかな。

===============
駅までの道はかなりあるのでゆっくり散策しながら向かう事に。


歩いてみると人工湖湖畔には結構ミズキがあります。

でも大半が
1部咲き、もしくは
ツボミ

こんな感じで蕾が多いです。

それと気になったのは「ホオノキ」の多さ。
ホオ
「ホウノキの主」も期待しちゃうんですが、葉が綺麗だな。形跡がまったくない・・・


最後に終わりかけだけど、

カエデ
辛うじて花が残っているカエデを発見。グラフィラ狙って(おいおい)掬ってみますが・・・そんなに甘くないか(笑)。カミキリは何も入りませんでした。

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
前日の晩、
「xx丘陵なら、トウキョウトラ落としてきてよ。数は少なくなってるみたいだけどワンチャンあるよ。」と、息子に言われました。個人的には「そんなに簡単に言うんじゃねー。ハードル高っ!」なんて思ってたんですけど、志は高く持って昆虫採集に向かうべきですね。

昆虫採集の神様は微笑んでくれて、こうやって結果的にはゲット出来るんですから。

=============================

≪今回の成果≫ ※お初種は橙

トウキョウトラカミキリx1


シラケトラカミキリx2
ニイジマチビカミキリx1
ヒメクロトラカミキリx2
ベニカミキリx1

NEXT予定→個人的には奥多摩に行きたいな

近況

どうも!お久しぶりです。

約一年ブログの更新をさぼ...忙しくてできませんでした(-_-;)

とはいえ、しっかり2016年も虫は採ってました。
採集やインフェスを通じて色々な方々とも出会えて、成長できた一年でした。

2016年の採集記に関しては徐々に備忘録という形で上げていきます。

そうそう・・・
2017年はしっかり更新して行きたいと思います。

最近は家に保管中の材の管理が中心の虫ライフをおくってます。

材
(この写真はケヤキとブナ材です)

いつぞやあげた奥多摩採集の時に持ち帰ったヤマブドウ材・・・
終令幼虫が控えていたりして期待しつつ毎日材箱を眺めています。

年が明けてから採集も数回行きました。
一番最近の採集といえば、先輩方とはると共に奥多摩に採集に行きました。

景色

景色

相変わらず景色は最高でした。

雪

道中はこんな雪の中を登りました笑

ちなみに私はホソツヤルリを割り出す事が出来ました。

フェルマータ
穴
成果


ちなみにはるはばっちょ先輩を差し置いてチチブホソクロナガを採集していた模様....

2017年の目標はまだあまり明確には決まっていません。
採りたいものが多すぎて・・・(^_^;)

昨年までで、都産のソリダとフォルモサの♂♀は採れたので今年は都産オダイアルマンを重点的に探して行こうと思っています。
あとはパキピドとかも・・・

と、いうわけで今年も引き続き「へっぽこ昆虫採集記」をよろしくお願いします!!!


オヤジのソロ採集:茨城県 某所土場散策

※ この記事は番外編です。

しかも3カ月程前の採集記で、父がソロ散策に行った結果を簡単な採集記にまとめてくれました。箸休めとしてご覧下さい(おいおい!)。


=======================================

2016年6月11日 茨城県某所

今日向かう場所は通勤途中の電車の中で見つけた土場です。

「一度行ってみたいな」

と思っていたんですが、

考えていたって何も変わりません。

通勤定期区間内だし交通費が掛からないから

「まずは行動!」

取り合えず行ってみる事にしました。



目的の土場の最寄り駅には14:00頃到着。

電車から見た感覚だと、今回降りた駅と一つ手前の駅のちょうど中間にある印象。

取り合えず線路沿いをベースに電車の車窓から見えた場所へ

感覚的に見当を付けて向かいます。

(これが失敗!結構遠い・・・・・)


徒歩で約25分程、ようやく目印と思って目星をつけていた栗の木に到着!

栗
流石にやっぱり遅すぎ。花が茶色いな。そそくさと移動します。


栗の木から更に10分程・・・

土場
ようやく土場に到着。

近くで見るとあまり良い種類の材ではなさそう・・・

土場
でも、これだけあればカミキリやタマムシの1匹くらい・・・(甘いかな?)

土場
結構な範囲で土場と粗朶が広がっています。

土場
ゆっくり散策開始!

広い範囲を行ったり来たり・・・

チョウ、セミ、バッタ、スズメバチ・・・結構色々な昆虫が周りには居ました。

網やビーティングネットは持って行かず、毒ビンのみだったので、

飛ぶ虫は捕獲できませんでしたが、土場散策は約2時間程の散策でそこそこの成果が出ました。

初見場所にしては、まぁ納得の結果かな。

<<ちょっとだけ写真・・・>>
タマムシ
マスダクロホシタマムシ Ovalisia vivata Lewis

マスダクロホシタマムシです。スギの土場にそこそこの数がいました。

金色と言うか赤橙色に光で変化して見え、ベースはグリーンメタリック!!!

とても美麗種です、良いですねー。


クビアカ
クビアカトラカミキリ Xylotrechus rufilius Bates, 1884

カミキリは結果的に2種で、こいつとキスジトラカミキリのみ。

15:00を過ぎたころから結構飛来してきました。

今更ですが、こいつら結構気配に敏感で直ぐに飛ぶんですね。

結構逃がしてしまいました(恥)。

==================================================

仕上げ
息子が乾燥に向けた仮展足をしてくれました。


≪今回の成果≫ ※お初種は橙
キスジトラカミキリ×1
クビアカトラカミキリ×9
マスダクロホシタマムシ×5


すくすくと・・・

どうも!

siaymitoです。

ブログが全く更新できず、スミマセン。。。。。

記事は書いていて結構な形にまでは仕上げているんですが、写真が準備出来ておらず。


時間稼ぎ(笑)と言う訳ではなんですがちょっとコネタを。

=======================
9月初め。

父とモロモロ買い出しに出かけた時、家のすぐ近くで発見しました。

幼虫
クロアゲハの幼虫です。「こんなに大きかったかな?」と思わせるサイズ。

幼虫
こっちはナミアゲハですね。クロアゲハより二回り程小型。

どちらも、蛹になったら家に持ち帰って孵そうかな。

(この木には、まだ黒い幼虫も4~5匹付いていました。)


☆ やっぱり完全変態の昆虫は不思議だ。幼虫の形態も蛹の形態も不思議・・・何がどのように変形して翅が形成されるんだろう・・・?


奥多摩de昆虫採集in2016備忘録 都産ネキin2016

2016年7月23日 東京都西多摩郡奥多摩町

先週、「奥多摩de昆虫採集in2016 ネキポイント調査

先々週、「奥多摩de昆虫採集in2016 花境期下見編

と、父はソロで、私は高校の虫友と奥多摩をお互いに散策し、それぞれ結構良い成果を上げました。

その勢いをかって更にもうひと押し奥多摩での昆虫採集に出掛けました。

今日は久しぶりに父と二人で散策です。

ん?父は3週続けての奥多摩散策???

行き過ぎだろ!!!(笑)

=========================================
いつもの時間に奥多摩駅について、いつもの時間のバスに乗っていつもの集落バス停に向かいます。

去年、一昨年より早いバスに乗るようになったので、鬼混みではないですけどやっぱりソコソコ混んでます。

集落に着いてカクカクシカジカ準備を済ませ、原生林へ踏み込みます。

登る

靄の中をひたすら登ります。湿度が高い。ガスってるのは少しよろしくない予感。。。

まだ低層なので早いところ尾根を目指す事にします。


なかなかカミキリの姿が見えない中、今日初めてのカミキリゲット
ヨツ
ヨツスジハナカミキリ Leptura ochraceofasciata ochraceofasciata (Motschulsky, 1861)

ヨツスジハナカミキリ

いつものやつ。
だけど今はありがとう。

これでヌルは回避できたw

===============
さて尾根に乗りました。ガス濃いなぁ。。。


雲海
眼下には目の覚めるような雲海!これはこれでいいですね( ^^)

景色

途中”あのトラカミキリ”の脱出孔のあいたウダイカンバ倒木を発見したもののヌル。
来年以降の宿題になりそうだ。。。

もや

深い霧の中を進みます。
うーむ立ち枯れは多いものの、あの特徴的なシルエットは見えない。

有望なミズナラであのネキを探すもののことごとくヌル。
寄生蜂をちらほら見かける程度。厳しいなあ・・・

そんなこんなで順々に立ち枯れを眺めていると・・・

キヌツヤ
キヌツヤハナカミキリ Corennys sericata Bates, 1884

キヌツヤハナカミキリを発見。
いつみてもこの赤は魅力的ですなぁ・・・

と標高1400m近くまで登って来た辺りで、標高を上げるのをやめました。

道に迷わない程度に辺りを散策していきます。

すると、原生林の中にひときわ目立つ白い花を発見。
ノリウツギでした。集虫力は強い花です。

見たところ五部咲きといったところでした。
ひとまず軽く掬ってみます。

網を広げて確認・・・

チャイヒメ
チャイロヒメハナカミキリ Pidonia (Mumon) aegrota aegrota (Bates, 1884)

チャイロヒメハナカミキリです。いわゆる”ピドニア”と呼ばれる仲間。
花掬いの常連さんでもあります。

すると、もう一匹カミキリが入りました。

ヒゲジロ
ヒゲジロハナカミキリ Japanostrangalia dentatipennis (Pic, 1901)

・・・これはヒゲジロハナカミキリ
本命とはヒゲジロ違いではありますが、これはお初種です。

やったね。

この後掬ってもチャイロヒメハナが追加できた程度だったので立ち枯れ見回りに戻ります。

また、この一帯にはかなりいい状態の樹洞を持つ巨木が数本あります。
とある樹洞性カミキリを狙って覗き込むものの、カマドウマしかいません。

まあ・・・流石50年に一度の大物と言ったところでしょうか・・・
これも来年の宿題!来年の私がなんとかするでしょう・・・頼んだぞ来年の私!!笑

時間帯は午後に入りました。
タイムリミットが迫ります。

しかしここで僅かに希望が!

空

原生林に日の光が!!これなら飛翔してきてくれる可能性は十分にある!

期待を胸に、午後の立ち枯れ散策を開始しました。

ポイント

すると、とある広葉樹立ち枯れ(おそらくウダイカンバ)の地上5mほどの位置に虫影をみつけました。

結構太く大きい。。。しかし、突き出た長い触角。シルエット的にはハナカミキリ類かな・・・

竿を限界まで伸ばし、ネットイン。

さーて、なんだろな?







ネキ
オオホソコバネカミキリ Necydalis (Necydalisca) solida Bates, 1884

んんんんんんんんんんんんんん!!!!!??????

まさかの・・・ソリダ♀!!

うわー・・・すげえ。貫禄あるなあ。。。
まじでカッコイイ。これは惚れますわぁ


そういえばこれで・・・都産フォルモサとソリダは♂♀揃った!!

オダイへの道は開けた・・・あとは採るだけだ!!!

この段階で時刻は13時。タイムリミットはあと一時間ほど。

3種目のネキを求めてミズナラの部分枯れや樹洞を見て回ります。

すると、ふたたびさっきと同じような高さに虫影を発見!!

しかし今度はカミキリではない模様。
一応網ですくってみます。

・・・おおおおおおおおおおっ!!!???

ツヤハダ
ツヤハダクワガタ Ceruchus lignarius Lewis

これは・・・いわゆるツヤハダクワガタというやつか・・・!?
しかもペアやん!!嬉しいな!!

今回の採集はここで打ち止め。
帰り際にミズナラ倒木でまだ見ぬヒゲナガシラホシを探してみるも、ヌル。

しかし、ソリダ♀とツヤハダペアが採れたので満足の採集となりました。

=======================
今回の採集で、都産ネキ2種(ソリダ・フォルモサ)はペアが揃い、いよいよ本格的にオダイを狙う状況になったと思います。

来年は・・・この原生林で、さらに2種の未採集ネキ樹洞の主あのトラカミキリに出会いたいものです。

≪今回の成果≫
ヒゲジロハナカミキリ(初)×1
オオホソコバネカミキリ×1
チャイロヒメハナカミキリ 多数
ツヤケシハナカミキリ×1
ヨツスジハナカミキリ×1
ツヤハダクワガタ(初)♂♀


ぶらりフチヤツ一人旅

この日は父が一人ぶらりと渡良瀬に行ったので、

私も一人「フチグロヤツボシカミキリ」の散策へと出かけました。

目的地は一昨年粘りに粘った末に1匹確保して、

去年は惨敗したという少し不安要素の強い場所です。

===============
2016年5月8日 神奈川県某所

午後一で出掛け、14時ごろポイント到着。

始めに、バス停に近い所にあるホオノキを散策します。

ひとまず、
ポイント
ここはポイントaとしておきます。



もう一か所少し離れたところに大きなホオノキがあり、
ポイント
そちらはポイントbとしておきます。

さて、早速ルッキング。

・・・お、食痕はあります。
食痕
割と個体は出ているようです。

ひとまず掬ってみます。

ホオの花の芳香が広がる網を覗きこみます。

・・・・入ってねえな・・・

やはり、そう簡単には落ちてくれません。

ここで30分ほど粘るも、フチヤツのフの字も見えなかったので、ポイントチェンジ。

10分ほど照り返しの厳しいアスファルトの道を歩いて、ポイントbに移動します。

===============
さてbに到着です。こっちも食痕は入ってます。

首が痛くなるぐらいルッキングするものの、

緑鉄色に煌めくメインターゲットの姿は入ってこないので、網で掬ってみます。

ソロ採集なので、気ままに満遍なくスイープ!!

伸ばした網を戻します。

すると、何やら違和感を感じる影が・・・

高鳴る鼓動を抑えつつ網を覗くと・・・


フチヤツ
フチグロヤツボシカミキリ Pareutetrapha eximia (Bates, 1884)

いよっしゃああああああああ!!!!

フチヤツ・・・キタアアアアアアアアアアッ!!!

思わず一人でガッツポーズ!!

やりました!!

これぞホオノキに宿りし”精霊”

「フチグロヤツボシカミキリ」です。

相変わらず良い色だぜ・・・最高だ!

ちゃっかり父にもLINEで即報告。

いや・・・しかし、なんかあっさり採れた・・・w

ここからはのんびりと追加を狙っていきます。

ポイントa,b間を4往復程しましたが、追加は落ちませんでした。。。

そう簡単ではないですね。


楽しい事をしていると時間の経つのは早いもの・・・

あと言う間に時刻も17時を回り、疲労もたまって来たので、ここで切り上げました。



たまには一人でのんびりと採集を楽しむのも乙だなと思った一日なのでした



《今回の成果》 ※お初種は橙

フチグロヤツボシカミキリ Pareutetrapha eximia (Bates, 1884)  ×1


プロフィール

siaymito

Author:siaymito
昆虫大好きな、とある理系高校の高2です。カミキリムシを中心に色々な昆虫の事を写真と一緒に書いていきたいです。最近無事復活しました。
"東京都だけでカミキリ250種"を目標にしています。
有名産地…?知るか!?東京で十分だ!!


≪現在の目標≫
ネキ(一部達成)、コブ、オオトラカミキリ、オオアオカミキリ、珍種ゴマフ三兄弟(一部達成)、パキピド

≪達成≫
ニシキキンカメムシ
ヨコヤマヒゲナガカミキリ
ヒラヤマコブハナカミキリ
トガリバホソコバネカミキリ(フォルモサ)
オオホソコバネカミキリ(ソリダ)
オオチャイロハナムグリ
ミヤマカミキリ
ヨツボシシロオビゴマフカミキリ
ヒゲジロホソコバネカミキリ(オダイ)

twitter始めました。@solida_y

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